ゴルフを始めるぞ、と意気込んでクラブを買ってみたけど、どうやって練習するんだろ?
打ちっぱなし練習場に行ったら、周りの方は簡単にボールを打っているけど、自分はさっぱり当たらなくて困っていたりしませんか?
手は痛くなるし、ボールはまっすぐ飛ばない。。。
小太郎
あなたはいつも力を入れ過ぎなんですよ
そもそもゴルフの正しい練習方法ってあるの?
誰か教えて!! とか思いますよね?
ゴルフというスポーツは、そもそも難しいスポーツですが、難しさのひとつに練習と本番の環境が大きく違う、という特徴があります。
つまり、練習場での練習がスコアアップにつながらないことがとてもたくさんあるんです。
この記事では、ゴルフの練習の超基本的なことをお伝えします。
記事を読むだけで上達することはありませんが、どのようなステップを踏んでいけばいいかはイメージができるようになると思います。
結論としては、
✓短いクラブで小さい振り幅から練習する。(ピッチングウェッジからでOK)
✓長いクラブ(ドライバーなど)の練習は少なくてOK。(打つとしても100球中MAX20球を目安)
ゴルフがそれなりに楽しめるようになるまで、時間は掛かります。
ほとんどの人は、はじめはまともに打てません。
うまくなってきたと思ったらまた下手になるスポーツです。
根気よく練習する覚悟をもって始めていきましょう。
まずは短いクラブで、振り幅は小さく
小太郎
まあそうなるよな。
長いクラブの方が難しいです。
なので、まずは短いクラブから練習しましょう。
番手でいえばPW(ピッチングウェッジ)でOKです。
そして小さい振り幅から。
はじめは練習場のゴムのティーを軽くパシパシたたく練習だけでもいいかもしれません。
それだけだとあまり面白くないと思うので、ボールを打っていきましょう。
振り幅は大きくても腰から腰。
腰以上は絶対に上げない、くらいの気持ちで練習しましょう。
練習の流れ・具体的な練習メニュー
流れとしては、他のスポーツと同じですが、打っていく前に準備体操をしましょう。
ひざや腰などのおおきな関節はもちろん、手首や肩のストレッチもしましょう。
ゴルフは手を使うスポーツですし、クラブという道具はうまく使うとすごいエネルギーを生み出す道具です。
手首周りはちゃんと動かしておきましょう。
練習メニューとしては、仮に100球程度であれば、
はじめのうちは、
- PW 30球
- 9番アイアン 30球
- ドライバー 20球 (おそらく打ちたくなるので、、、)
- PW 20球
など、ほぼPWなどの短い番手の練習の方がよいと思います。
小太郎
地味な練習だな。あなたはドライバーたくさん打ってたけどね。
すこし当てられるようになってきたら、
- ウェッジ 20球
- 9番アイアン 20球
- 7番アイアン 20球
- ドライバー 20球
- 9番アイアンもしくはウェッジ 20球
といった感じでしょうか。
とにかく、小さいスイングから練習していきましょう。
小太郎
最近は短い番手の練習ばっかしてるよね。
だんだんと打てるようになってきたら、ターゲットを決めたり、距離を考えて打ったりと練習していくことはたくさんありますが、まず小さい振り幅で練習する、というのは上級者になっても同じだと思います。
練習量:どれくらい練習するか
当然ながらこれは人によりますよね。
意気込みも違いますし、掛けられる時間、掛けられるお金は異なります。
一般的な会社員の方で考えれば、週末のどちらか週に1回くらいになるでしょうか。
また、1回の練習で打つ球は大体100~150球くらいでしょうか。
わたしは2週間に1回でいいや、そこそこ楽しめれば、と考えていましたが、あまりにセンスがないことに気が付き、週1回が週2回に、、、 そして今ではできる限り週3回以上いけるように時間をつくるように努力しています。
小太郎
「またゴルフの練習行くの?」って言われてるよな。。。
ただ、何曜日に行っても必ずいる方もいらっしゃいますので、週5回も6回も練習している方もいるかと思います。
レッスンは受けた方が良いか
これも悩みポイントになるでしょう。
結論としては、レッスンは受けた方がよいです。
初心者であればなおさらです。
練習方法も教えてもらえますし、次の機会までのモチベーションにもなります。
そして、それなりに打てるようになってきてからも、本当に上達を目指すなら、定期的にレッスンを受けた方が良いと思います。
ゴルフは本当に難しいスポーツです。
すごい特殊な道具を使うスポーツです。
体のある部分がちょっとちがう動きをしただけで、クラブが反応し、とんでもなくおおきくボールに影響を与えます。
そして、その原因をちゃんとつかむのはプロゴルファーでも難しい。
そんなスポーツを自分だけで上達させていくのは無謀ではないかと思っています。
関連記事:スコアアップを目指すなら、レッスンプロに習った方が良いと思います。
おすすめする練習器具
練習器具はたくさんあります。
わたしが使ってみて自分に効果のあったものを少しだけご紹介しますが、それが良いかどうかは人によって違います。
いろいろ探して試してみてください。
1.基本的な体力づくりのためのAzasGolf(アザスゴルフ)の「素振り用バット」
これはスイングの基礎作り、体力づくりに役立ちます。
体力づくり、スイングの基礎固めのために自宅の前で振ったり練習場でウォーミングアップで振ったりしています。
しっかり長さも重量もあるので、体を使って長いものを振る感覚もつかめます。
2.ワンスピード ヘビーヒッター用(レッド)
しなりを感じられる練習器具で有名な”ワンスピード”です。
その中でも体力づくりのための重めのモデルです。
さらに重いブルーもありますが、わたしには重すぎました。
このレッドの重さが体力作りにもスイング作りにも良いと感じました。
3.シャフトのしなりを使って打つ感覚がわかる「MCIプラクティスシャフト」
私がもっともおすすめしたいのはこれです。
MCIプラクティスシャフト。
小太郎
これはほんと買ってよかったな。安くないのに子供にも買ってたもんな。
グニャッとしなるシャフトですが、普通にボールが打てるんです。
普通に打つだけでも練習になります。
ただ、うまく体を使わないと打てません。
体でシャフトをしならせる感覚をつかんだのはこのシャフトのおかげです。
ちなみに、わたしはプラクティスプラスを使っています。
関連記事:MCIプラクティスシャフトであきらめずに練習を続けたら、シャフトを感じられるようになりました。
4.踏み込む感覚がわかる「フォースペダル」
これはなかなか秀逸な器具です。
片山晋呉プロがYouTubeで紹介していたのを見て私も使ってみました。
コーチにも踏み込む大事さをよく指摘されるので、踏むことを意識したいときは使っています。
”地面反力”ってなんだろな、と思ったら使ってみてください。
関連記事:グッと踏むことの効果は絶大です!! 地面反力を感じよう!
ゴルフ上達につながるトレーニング
私はゴルフに、筋力よりも ”体の使い方” ”道具の使い方” の方が、結果に大きな影響を及ぼす、ということを教わりました。(筋肉は全てを解決する、と思っていたタイプだったので)
ゴルフはそれを痛烈に感じさせてくれます。
特に上半身の筋力、腕の筋力があっても、クラブをうまく使えなければ弱々しいボールしか出ません。
ベンチプレス100㎏とか、120㎏とか上がるからと言ってゴルフで飛距離が出せるかというとほぼ無関係です。
意地になって腕にさらに力を入れるともっと飛ばなくなります・・・
小太郎
まあ当たらないからな
なのに、適当に振ると番手通りの距離が出る。
体全体を使ってうまくクラブを使えば力強くしっかりした球が打てるんです。
実際、小さい頃からゴルフを習っている私の長男は身長155cmですが、軽く振っているように見えるのに、飛距離が出ます。
小太郎
ほんとジュニアゴルファーはすごいよな。女子プロが打つ球もびっくりしたけど。
つまり、太い腕はそのままではあまりゴルフには役に立たない、ということです。
なので、筋力トレーニングは不要である、というつもりはありません。
下半身のトレーニング、背筋、腹筋はやっておいた方がいいでしょう。
ゴルフは長く楽しめるのが魅力のひとつなので、膝の痛みが出ないように膝周りを補助的に鍛えておく、また練習しても痛めにくくするために背筋を鍛えておく。
大きなパワーを生み出し、受け止めるためのおしり、太ももを作っておくのは他のスポーツ同様に重要です。
ショットの安定感、18ホール回り切っても疲れない体の土台になるはずです。
また、バランストレーニングもゴルフには役立ちます。
コースに行くと傾斜がある中でスイングしていくことがほとんどなので、、、
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番外編:バンカー練習のすすめ
バンカーが苦手なんだよね、というアベレージゴルファーは少なくありません。
けどプロは、ラフよりバンカーの方が簡単、と言います。
バンカーも練習しましょう。
小太郎
ちょっとな、なんか面倒なんだよな
いや、バンカー練習を積極的にやりましょう。
バンカー練習から学べることは多いです。
バンカーは練習すればするほどうまくなる、とも言われますし、
他のアイアンショットだけでなく、ドライバーまで良くなります。
ウェッジの使い方やバンスの効果もわかるようになります。
フィル・ミケルソン選手も、片山晋呉選手もバンカー練習をたくさんするそうです。
私自身、バンカーの練習をするようになってから自分が上達したのを感じています。
普段行く練習場にバンカー練習場があるのであれば、積極的に活用しましょう。
小太郎
確かに毎週行ってるよな、バンカー。熱中症には気をつけろよな。
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・ゴルフの上達を目指すなら、積極的にバンカーの練習をしよう!ドライバーまで良くなります。
初心者の練習方法のポイント
- まずは短いクラブで、小さい振り幅から練習する
- ドライバーの割合は20%以下でOK!
- 定期的にレッスンを受けて練習の方法から教わっていこう!
- 練習器具は自分に合うものを探そう!
- 怪我をしないために補助的にトレーニングをしよう!
- バンカー練習は積極的にやろう!
ゴルフは、練習を継続すれば徐々にうまくなっていきますが、いきなりはうまくならないスポーツだと思います。
上達を感じにくい人も多いことでしょう。
けど、確実に、少しずつ、うまくなります。
私も何度か、もう全てのクラブを捨てよう、ゴルフをやっていたことを忘れようと思ったこともありますが、90切ることができるくらいからやっと自分の上達を感じるようになってきました。
根気よく頑張ることと、少しずつの前進を楽しみましょう。
私もがんばります。
小太郎
おーがんばれ。シングルになろうぜ。
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