すこし古いクラブですが、手に入れました。
タイトリスト DCI 981 アイアン
1999年のモデルです。
小太郎
古すぎだろ、、、
20年以上前のモデルだぞ。
これ、、、かっこよくないですか?
味のある造形です。
DCIシリーズのアイアンはマットグレーで渋いんですよね。
特にレフティだと、なかなかレアです。
この記事では、タイトリストのDCI 981アイアンを手に入れたので、スペックや使用した感想を書きます。
比較的新しいクラブの評価についての情報は数多くありますが、こういった古いクラブの情報はなかなかないので私が打ってみた感想をお伝えしようと思います。
最近の飛距離が出るクラブとはロフト角が1番手〜2番手違いますので、飛距離はロフトの分落ちますが、ロフトなりに飛びます。
小太郎
そうだよな。
上級者向けの最新アイアンだったら、そんなに飛距離変わらないよな。
また、かなり古いモデルではありますが、
打ってみると打感が良いんです!!
あとはデザインが渋い・・・
あれやこれや機能性の素材がガチャガチャついていなくて、ミスはミスとして出ます。
けれども、その時代に製造されたアイアンの打感を味わいながらラウンドするのも楽しいものです。
右打ちの方だとそれなりに出回っていますし、かなり安く手に入ります。
この記事を読んで興味を持ちましたら皆さんもぜひお試しください。
基本情報
- モデル名 タイトリスト DCI 981 アイアン
- 1999年のモデル
- 「DCI」とはダイレクト・セントラル・インパクトの略
- 素材は、431ステンレス
- オフセットが強めのモデルとして開発されたモデル
シャフトは、シャフトはプレシジョン6.0
今でいうと、プロジェクトXですね。
6.0なので結構ハードですね。
当時のプレスリリースの情報は以下のとおりです。
小太郎
3番からPW・SWまでの9本セットってすごいよな。
状態がすごく良いものを手に入れました
今回、すごく状態が良いものを手に入れることができました。
短い番手には多少の使用感はありますが、ほとんどの番手は使われた形跡もなくツヤツヤです。
おどろくべきところはグリップがまだやわらかいこと。
20年以上前に発売されたものなのに、ゴムがやわらかいのは驚きました。
このグリップすごい面白くて、指側下半分はコード入りで上半分にはコード無しなんです。
すごい画期的ですよね。
今あったらほしいなと思いました。
シャフトのステッカーもとてもきれいで、ほんとにほとんど使用されていない感じです。
小太郎
おそらくこれは、箱に入ったままほとんど使われてないよね。
重さとバランスを計測してみました
この時期のクラブの製品精度に興味があったので、番手ごとの重量とバランスを測ってみました。
詳細スペックは以下の通りです。
せっかくなので、0.01gまで測ってみました。
驚くことなかれ、、、なかなか精度が高い です。
3番 420.63g バランスD2.2
4番 427.11g バランスD2.2
5番 433.04g バランスD2.4
6番 436.76g バランスD2.2
7番 443.45g バランスD2.2
8番 449.73g バランスD2.1
9番 455.68g バランスD2.2
PW 463.49g バランスD2.1
SW 470.31g バランスD5.1
バランスもほぼD2.2で揃っていますし、すごいなと思ったのは番手間の重量差です。
6番と5番はすこし重量差が小さいですが、それ以外は大体6g前後です。
こんなにも製品精度が高いとは驚きました。
タイトリストだからなのか、どのメーカーもそうだったのかはわかりませんが当時の職人さんに頭が下がります。
これだけの精度があるなら、いまでも全然使えますよね。
あとはロフト角とライ角を確認してみないとわかりませんが、使うなら工房さんに持っていってしっかり合わせたいと思います。
もうひとつの発見は、20年前もSWのバランスはD5だということです。
小太郎
この頃からSWはヘッドが効いている方が使いやすいとされていたんだな。
わたしは、SWでもバランスが出過ぎていると打ちにくさを感じるのでバランスを落としていますが、昔からD5前後だったとすると、やはりちゃんとした理由があるのかなと思ってしまいました。
関連記事:ウェッジを組み直し、バランスを整えたらすごく打ちやすくなりました。
打ってみた感触はどうか
あまりに状態が良いクラブセットなので打つのは少し気が引けましたが、購入したクラブなので練習場で打ってみました。
打った感触としては、ちょっと硬めの打感です。
飛距離は、いわゆるマッスルバックと同じくらいですね。
私の場合だと、7番アイアンで145yくらい。
芯を外すと打感がちゃんと悪くなり、しっかり距離が落ちるのも最新モデルとは異なるところですが、芯で打てたときはそこそこ分厚い打感です。
一番近いのはタイトリストのCBシリーズでしょうか。
球の上がり方もCB712とかと同じくらいでしょうか。
CBでも716とかはもっと上がりやすいし、振りやすさを感じたことを覚えています。
打感は、表面的な硬さの奥にやわらかさがある感じで、芯で打てたときは気持ちがよかったです。
小太郎
悪くはなかったけどな〜
MBと比べると硬さがある感じだったね。
ただ、私が気になったのはグースが強いこと。
当時のタイトリストの製品説明には「オフセットを好むプレーヤー向けに開発された」と書いてありますから当然なのですが、やはりわたしは違和感を感じてしまいました。
短い番手はほとんどストレートでしたが、長い番手はけっこう強めのグースがついていました。
小太郎
あなたはストレートネックが好きってことだよね。
ただ、シャフトはすごく良かったです。
プレシジョン、ほんとによい。
ものとしての良さを感じました。
この時代にはウエイトフローはあったんでしょうか。
長い番手になるとしなりを感じやすく、重量以上に振りやすくなります。
ヘッドも走るし、それでいてヘッドの位置がわかりやすい。
このシャフト良いかも、、、プロジェクトX試してみようかな、なんて思ってしまいました。
6.0はハードすぎですけど、5.0とか5.5とか試してみたくなりました。
小太郎
随分前だけど、プロジェクトXの6.0を試して、硬いシャフトのむずかしさは体験したもんな。
結論
20年以上前のアイアンもなかなか精度が高かったです。
打感もけっこう良いし、デザインも味があってかっこ良い。
ある程度使うと現代のアイアンの進化を感じるのかもしれませんが、
アイアンは特にミスがミスとして感じられる方が良いと思っていますので、これくらい古いモデルでも全く持って使えるなと感じました。
合わないのは、グースが苦手な方だけだと思います。
古すぎてもうあまり手に入らないかもしれませんが、中古ショップの片隅で見つけた際にはぜひ検討してみてください。
こういうクラブを持っているのもけっこう楽しいと思います。
ではまた。
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