1ヤードアプローチの練習をするために、イレクターパイプで自宅にゴルフ練習場を作ってみました。

DIY_自分でやってみよう!

アプローチの練習をもっとしたいな〜、とは思っているけど、打ちっぱなしに行くとドライバーとかロングアイアンとか打ちたくなっちゃいますよね。

ウォーミングアップでサンドウェッジ打つけど、ドライバーとか気持ちいいから、ついついたくさん打っちゃうんだよね、という方は多いのではないでしょうか。

けど、ほんとはアプローチの練習量を増やしたい。

そして、特にやりたいのはグリーンエッジからピンに寄せる練習とか方向性の精度を上げるとか、すごく近距離のアプローチ練をしたかったりします。

ワニガメ<br>小太郎
ワニガメ
小太郎

こないだコーチに1ヤード打てますか?って言われて打ててなかったもんな

けど、練習場で打席料500円払って、1球10〜20円かかるボールで、、、

1ヤードとか、3ヤードとかたくさんは打てないですよね、お金がもったい気がしてしまう。

ワニガメ<br>小太郎
ワニガメ
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せっかく広いところに来たんだからドライバーを打たないとな、と思っちゃうよな

なので、自宅前に練習場を作ってみました。

こんな感じです。

私は左打ちです。子供が練習する時はボールの位置を右側に置きます。

といいつつ、作ったのは2018年4月でしたので、もう4年も経ってました。

この記事では、自宅にネットを張ってゴルフの練習場を作ってみたのでその体験を書きます。

この記事を読むと、イレクターパイプを使ってけっこう簡単に作れることがわかります。

また、4年経過しているので、台風が来たときや降雪時どうしたかもわかります。

練習にかかる費用を節約したい人、じっくり心ゆくまでアプローチ練習をしたい人の行動を促すきっかけになれば幸いです。

関連記事:PRO-GOLFSHOPの深ラフ芝マットを購入してみました。これはいいですね。

サイズと設置場所を考える

まずはサイズを考えてみました。

自宅練習用ネットも販売されているので、複数見て参考にし、近距離であれば横幅は2mくらいで良いと考えました。

うちは郊外で、少し玄関前に余裕があるので、玄関前に5m×4mくらいのスペースは取れる。

玄関を出て正面なので、自転車等を横にどけて練習することにはなりますが、まあいけるだろう、というスペースに設置することを考えました。

また、設置当時はとなりは空き地でしたので、隣家にご迷惑になることもないと考えました。

家族の許可をもらう

家族の許可と言っても、妻です。

どうだろう、練習できるように玄関前にネットを張ってもいいかな、

アプローチ練習を自宅でできれば、練習にかかる費用が相当節約できるからさ、と。

慎重に、丁寧に話しをしました.

「よくやるね、好きだね〜ほんと」くらいの反応、予想とは違い、むしろ賛成という感じでした。

ワニガメ<br>小太郎
ワニガメ
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良い奥さんもらったな。

材料を考える

材料は色々考えました。

①足場を組む鉄パイプでしっかり組んでみるのはどうか。

鉄パイプなら、耐久性があるものを作れるかも、、、また、懸垂トレーニングもできるくらい頑丈なものを作れるかもしれない。

②自転車置場のルーフを設置して、そこからネットを吊り下げるのもありかもしれない。

大きな自転車置場なら雨の日でも練習できてしまうかも、、、

大きめの物置きやコンテナを設置してネットを張ることも検討しました。

しかしながらやはり、

自転車置場用ルーフや物置きの設置には数十万の費用が掛かる。

ワニガメ<br>小太郎
ワニガメ
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そこまでの予算は掛けられないよな。

ネットで検索するのと同時に、ホームセンターにも足を運び、材料になるものを物色した結果、イレクターパイプに決定しました。

理由

  • 材料費を抑えられる〔2mのポールが1本約1,000円→ざっと計算しても2万円程度でいけそう
  • ジョイントの種類がたくさんあって様々な形を作れそう
  • 屋外においてもそれなりの耐久性のものが作れそう
  • ジョイント部分は接着剤で接合するので手軽にできそう

そのように考えてイレクターパイプを選択しました。

イレクターパイプとは?

出典:矢崎化工株式会社の公式HP

矢崎化工株式会社の製品で、プラスティックのコーティングがされているスチールパイプです。丈夫で軽く、サビにも強いです。様々な形のジョイントがラインナップされており、いろんな形を作ることができますし、またジョイントは専用の接着剤でガッチリと固定できます。

そして、設計図を描きました。

横幅は2m、高さも2mとしました。

奥行きは45cmでは浅いかと考えて、60cmにすることにしました。

また、奥の足は地面に穴を掘って埋めることにしましたが、パイプを地面に差すだけでは固定する力が弱いと感じたのでセメントで固めることにしました。

ホームセンターとアマゾンで材料の調達

手書きではありますが、自分で設計図を書き、必要な本数を計算しました。

  • 2mのポールが6本
  • 奥側の2本は2.5mのものにして地面に差すので、2.5mを2本
  • 奥行きは60cmとし、60cmのポールは4本+1本で合計5本
  • 筋交いのように四隅は斜めに入れるポールを12本
  • あとはジョイントの数を数えて購入しました。
ワニガメ<br>小太郎
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小太郎

計算間違えてまたホームセンターに行ってた気もするけどね。

緑のネットは、アマゾンで「アズマネット」という商品を購入しました。

横面はネット1枚でもいいけど、背面は一番ボールが当たるので、2枚になるように購入しました。

横の面は奥行き60cmですが、2m×1mしかなかったのでそれを2枚購入しました。

緑のロープも購入しました。

わたしが購入したのはこちらです。

太さは3mm、50mを2つ購入しました。

使っているうちにほどけてくるのもいやだったので、相当しっかり、じっくり編み込みました。

ネットの穴2つおきにロープを通すようにしました。

それでも結果的には、1個半使って半分は残っているので偶然ですが、ちょうど良かったです。

組み立てと接着

イレクターパイプの良さですね。

骨組みを組むのは簡単です。

パイプをジョイントの奥まで差し込んでいけばギュッとなりますし、

箱型に組んでいけば結構がっしりしてきます。

専用の接着剤を使ってジョイント部分を固定していきました。

組み上がっても重すぎることはないので、寝かして組み立ててから立ち上げることもなんなくできます。

後ろ足を埋める穴を掘るのと、セメント混ぜる方がよっぽど大変でした。

この写真はバイクのアンカーを埋め込むときのセメントの写真です。同じようにトロ船を使って混ぜました。

以前に、バイクのアンカーを埋めたときに穴を大きくしすぎて大変だったので、

穴を大きくし過ぎないように気をつけて、3〜4センチ大の砂利石も敷いてイレクターパイプが奥に入りすぎないようにしました。

そしてセメントを足場の穴に流し込んで骨組みまでは完了しました。

<想定外だったところ>

左側の後ろのポールが、50cmの深さまで埋まりませんでした。

穴を掘っていったのですが、硬い砂利が詰まっており掘り進めず、、、

おそらく外構工事のとき、しっかり締め固められていた部分と当たったのだろうと思います。

またブロック塀の土台のセメントのせり出しもあって、掘り進めるのは難しそうだったので30cmほどであきらめました。

そうすると難しくなるのは上の部分です。

背面のパイプは2.5mのものを買っておりますが、35cmくらいしか地面に埋まらないので、左側だけ15cmほど突き抜けてしまう。

右側は50cm埋まるのでいいのですが、、、

けどそこはジョイントの変更で解決できました。

2.5mのパイプが突き抜けられるジョイントがあったのでそれを購入し、事なきを得ました。

突き抜けたパイプの上にはキャップを購入して帽子をかぶせました。

わかりますでしょうか。左側の後ろのパイプは突き抜けています。

ネット張りは大変

アマゾンで見つけた「アズマネット」が良さそうだなと思い、購入し、イレクターパイプに編んでいきました。

まだ補修用として余分に買っていたネットが残っていました。

ボールが突き抜けたら大変なので、背面はネットを二重にしました。

上の段、前側のポールから編み付け、ネットを後ろに掛けていきました。

そして、横面は2m×1mのネットを左右につける。

奥行きは60cmなので、40cm分は後ろ側に回ります。

そうすれば角部分からボールが抜け出る心配はほぼなくなります。

背面にはもう1枚ネットを張っていく、、、ひたすら編んでいくだけです。

適当にロープを切り、そのロープを通して、引っ張って、また通して引っ張って、の繰り返しです。

1日では終わらず、週末2回に分けて作業しました。

↑ほぼ完成の状態まできました。

ワニガメ<br>小太郎
ワニガメ
小太郎

おお〜、完成したじゃん!

打てるようにネットの張り具合などを調整する

しかし、まだ完成ではありませんでした。

しっかりとネットをくくりつけたので、しっかりと張ることができましたが、軽く打ってみたら全然だめでした。

しっかり張ったネットから勢いよくボールが跳ね返ってきます。

そして、ゴルフボールは反発力もつよいので、跳ね回ります。

ワニガメ<br>小太郎
ワニガメ
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後ろには車があるからびびったよな。

アプローチとはいえ、ボールがネットの中にうまくおさまるようにするために、背面から30cmくらい前のところにネットを吊り下げました。

そして、打ったボールが下にたまるようにネットの手前を持ち上げてロープで左右にくくりました。

それでもまだ問題がありました。

地面はコンクリートなので、落ちたボールが跳ねて出てくる、、、

そして、底面に芝目が少し長い人工芝マットを買って敷きました。

この人工芝は家の近くのビバホームで買ってきました。(値段は覚えていません。)

ここまでやって、やっと完成しました。

最近の姿です。

ゴルフボールを打つ音が近所迷惑になるかもしれないので、夜は21時までにしていますが、こんな風に練習用マットを敷いて毎日のように練習しています。

その他の備品

はじめは100円ショップで買ってきたバケツにボールを入れていましたが、

その気になりたいので、練習場にもあるボールカゴを購入しました。

安いロストボールを購入し、それ以降は使ったボールを追加しています。

このカゴはやっぱりいいですね。

業務用に使われているくらいですから、耐久性はバッチリな感じ。

マットは1枚だとボールがコロコロ転がっていってしまうので2枚目を追加購入し、さらに裏に薄い板を貼って使っています。

ワニガメ<br>小太郎
ワニガメ
小太郎

家の前のたたきは雨がたまらないように少し傾斜してるからな。

こうするとボールがとどまってくれるので、リズムよくボールを打っていけます。

また、わたしが買ったのはタバタの練習用マットです。

普通のマットですが、なんの不満も問題もないマットです。

関連記事:PRO-GOLFSHOPの深ラフ芝マットを購入してみました。これはいいですね。

台風時と降雪時の対応

ただ、心配になるときはあります。

台風の時は、強風を受けて後ろに何度も煽られている日がありました。

何度も揺れているうちに後ろ側のポールが折れてしまうと心配になったので、

前足の方にも重量ブロックをくくりつけてあまり揺れないようにしました。

上の写真でわかりますかね?

ワニガメ<br>小太郎
ワニガメ
小太郎

ブロックがないときは自転車とかケトルベルとかにくくりつけてたよな。

これで、これまで4年間は問題なく耐えてくれています。

日当たりの良い場所ですが、ネットも劣化してボロボロになることなくボールを受けてくれています。

あとは大雪の時です。

心配になるので、寝る前など積りかけた雪を落としますし、

翌朝ずっしり積もってしまった雪はすぐに落としにいくようにしています。

写真の用に上段の角は斜めにパイプを追加していますし、

下段も、ボールを打つ面の邪魔にならないところにはパイプを追加して強化はしていることもあり、これまで特に壊れることなくしっかり役割を果たしてくれていると思っています。

こんな風に斜めにイレクターパイプを追加して補強しています。

活用方法、、、その効果は?

このように、イレクターパイプで自宅に練習場を作ってみてどうだったか。

あまり説明は不要かもしれませんが、めちゃくちゃ良かったです。

私は1日10分だけでも打つ、と決めて練習しています。

毎日のように練習するようになって明らかに上達しました。

もちろん練習はこれだけではありませんが、スコアでいうと110から90切りまで上達しました。

なにより、いくら打ってもお金はかからないので目をつぶって打つ練習とか、片手でひたすら打つとか、片足で立って打つとか、様々な地味練ができます。

週末、練習場に行く前に少し打ってから行くこともあります。

スペースがあるのであれば、おすすめはできますので、1つのやり方としてどなたかの参考になれば幸いです。

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