ドライバーさえ安定してくれれば、、、100切りはもちろんだし、90前半、いや90切りだって見えてくるのに、、、とか思いますよね。
新しいモデルは最新の技術が盛り込まれていて、直進安定性も上がっている、はず。
飛距離も出るし曲がらないんだから、、、
その機能に高いお金を払って買ったんだ、、、 とか思いますよね?
小太郎
今回のはすげーんだぞ! ほんとだってば。
そう簡単にはいかないのがゴルフの面白さですが、
ゴルフはトータルスコアを競うスポーツです。
もちろん趣味ですから、楽しめればいいですが、スコアを良くしよう、1打でも少なく回ろうと思ってプレーをするから楽しいはずです。
私も思い通りのショットが打てたときには気持ちいいですが、スコアが悪いとやっぱり悔しいです。
その繰り返しを心から楽しんでいます。
小太郎
回っているときは楽しそうだけど、帰りの車ではくやしそうだよね
この記事では、ドライバーショットのOBの数とスコアから、ドライバー選びを考えてみたいと思います。
結論としては、1ラウンドで5回以上OBをしているとしたら、お使いのドライバーは現時点では合っていない可能性が高いので、買い替えやシャフトの変更を考えましょう。
この記事を読むと、今のドライバーが自分に合っているか、改めて考えるきっかけになるかもしれません。
優しいドライバーを選択し、90切りを達成するきっかけになったら幸いです。
ドライバーの役割を考える
わたしも、デザインがかっこよくて、飛距離性能が高いドライバーは欲しくなります。
小太郎
メーカー渾身の謳い文句にはいつも惹かれるよな
よく一緒に回る友人や先輩・後輩が新しいモデルで飛ばしているのをみるとぐらぐら揺れます。
わたしが気に入って使っているPINGのG20 ドライバーは1万円くらいで購入したものですが、新しいモデル買おうかな、と思ってしまうことがあります。
ただ、わたしのように当面の目標を80台前半としているアマチュアゴルファーにとって、ティーショットを5y〜10y飛ばすことが必要でしょうか。
レギュラーティからなら、230〜250y飛べば充分です。
230yなら、一般的な日本人の体格でもクラブの性能を引き出せば必ず飛ばせる距離です。
そして、それがドライバーの役割です。
うまく体を使えて、260y飛ばせたときは2打目以降が楽になりますが、大事なのは安定性です。
2回に1回OBではスコアになりません。
ドライバーの役割はOBせずに、230yくらい先のフェアウェイまでボールを運ぶこと、と考えましょう。
小太郎
自分に言い聞かせてるみたいだな
ドライバーショットのOBがスコアに与える影響を考える
ここで、ドライバーショットのOBがスコアに与える影響を考えてみます。
アマチュアゴルファーが普通にラウンドしていると仮定し、条件を以下のようにします。
- ティショットがフェアウェイキープできれば、悪くても3オン2パットで回れる力がある。
- ティショットでOBをしてしまったら、プレイング4でプレーする。
- Par3はハーフに2つずつ、合計4ホールはドライバーは使わない。
- ドッグレッグホールなどはここでは考慮せず、Par3以外はドライバーでティショットする。
そして、Par4のホールで考えてみると、
①ティショットでフェアウェイをキープできた場合
2打目はフェアウェイから。グリーンに乗れば、2パットでナイスパーです。
小太郎
グリーンの近くまで行けば3オン2パットでボギーだな
②ティーショットがOBした場合
プレイング4から4打目を打つことになります。
そこからグリーンに乗って4オン、2パットでダボとなります。
OBは2打罰なのでものすごい当然のことを言いますが、2打の差が出ます。
仮に、ティショットがラフに行って、2打目でグリーンに乗らなかったとしても、2打目以降のショットの精度が同じなら、①の場合は3オン2パットでボギー(5打)、5オン2パットでトリプルボギー(7打)となり、やはり2打差です。
Par4では3オン2パット、Par5では4オン2パットのボギーペースで回る実力があるので、スコアでいうと普通にいけば「90」です。
そういったトータルスコア90の力を持つ方が、ティーショットで何回OBすると100切れないかを考えます。
5回OBすると100は切れない
すごく簡単な計算です。
1回OBすると2打の影響がある。
普通にいけば90回れる力がありますが、5回OBしたらトータルスコアは100になります。
小太郎
90で回れる人からすると、100は叩きたくないよな
当然のことですが、100切れないラウンドが続くと、90切りや80台前半を目指していけません。
なので、5回以上のOBはNGと考えます。
Par3を除くと残りは14ホール。
前半7回、後半7回あるドライバーによるティーショット。
その中で、最悪でもハーフでOBは2回まで、トータルで4回までが許容範囲と考えましょう。
5回以上OBがあるなら、ドライバーのスペックを考える
自分のラウンドを振り返ってみて、トータルで5回、ハーフで2回以上ティーショットのOBがあるとしたら、ドライバーを替えることを考えましょう。
もちろん練習も必要ですが、トータルスコアで100切ったことがある方であれば、ドライバーのスペックが合っていない可能性が高いです。
小太郎
いや、合ってないと考えて、すぐに替えた方がいいと思うけどな。
もちろん、デザインや機能性を重視してクラブを選ぶのも否定しませんが、1ラウンド5回以上OBがあると90切りはおろか、安定して100切りもできません。
私は、いわゆる操作性が高い難しめのドライバーから、重心距離の長い優しいドライバーにしたら、普通に打てばフェアウェイにいくようになりました。
シャフトも60g台のカスタムシャフト(フレックスS)からメーカー純正のSシャフトにした影響も大きいと思います。
ミスしてもラフに残ってくれる安心感があるので、気楽に打てるようになりました。
何より、OBすることにビクビクしながらティイングエリアに立っていたのが、2打目を考えて立てるようになり、ラウンドがものすごく楽しくなりました。
それでいて、飛距離は全く変わっていません。
ゴルフは使うクラブでこうも変わるのかと驚くので、ぜひ考えてみてほしいと思います。
参考記事:PINGのG20 ドライバー_コスパ最強だと思います。
関連記事:自分に合ったシャフトの選び方。振りやすいシャフトを選ぼう!
最新のクラブが最も寛容性が高いとは限らない
ドライバーの新しいモデルが発表されるとワクワクします。
メーカーが作ったかっこいい様々な動画が見れるので、なんだか相当よくなっているような気になります。
実績あるプロが感想を述べると説得力ありますしね。
小太郎
最近は一般の方の試打動画もたくさんあるからなおさら納得感あるよな
そして、これさえあれば、ベスト更新できそうだ、、、と思ってしまいます。
安くないけどそれだけの価値はある! と思います。
けど、実際に購入してコースに行ってみるとスコアは変わらないことはありませんか?
小太郎
ある。まあほとんど変わらないよね。
それもそのはずで、これまで使っていたシャフトと同じスペックで組んでもらえば難しさはほぼ同じことになるので結果は同じです。
3つくらい前のモデルのヘッドの寛容性と最新モデルの直進安定性や芯の広さは、アマチュアレベルで差を感じるほど進化はしていません。(メーカーの人には怒られるかもしれませんが、、、)
5yの飛距離差が、4日間トータルで差になるんだ、と考えるトップレベルにいるプロゴルファーは気にするべきかもしれませんが、一般的なアマチュアゴルファーには何の影響もない、と言っても言い過ぎではないでしょう。
小太郎
ちょっとずつ進化しているはずだけどね。
それよりも、そのヘッドの持つ特性、シャフトの特性とスペックを気にしましょう。
同じシリーズの後継モデルでも、ボールが上がりやすくなった、とかスピンが入りやすくなったとか、とかそういうヘッドの特性は結構変わります。
その特性が自分のスイングに合う場合、結果はよくなるでしょう。
なので、本来アマチュアゴルファーが確認すべきところは、ヘッドの特性だったり、シャフトだったります。
自分の今の弾道が高いのか低いのか、右に抜けるミスが多いのか、左にひっかけることが多いのか、そういうところを考えて、そして打ってみて選ぶようにしましょう。
関連記事:自分に合ったシャフトの選び方。振りやすいシャフトを選ぼう。
5つ前のモデルは約10年前のクラブになりますが、良いドライバーたくさんあります。
やさしくて飛距離性能も負けないもの、そして2万円もしないもの、ほんとにたくさんあります。
小太郎
新しいモデルを売って、中古のドライバー買ったらお釣りがくるよな
私は、やさしさ重視ならPINGだ、と思っていますが、合う合わないは人それぞれなので、いろいろ探してみてください。
参考記事:PING G20 ドライバー打ってみたら最高でした。コスパ最強だと思います。
まとめ
1.ドライバーの役割は230y先の2打目が打てるところまでボールを飛ばすこと
2.ティショットでトータル5回OBがあるならドライバーの買い替えを考えよう
3.最新のモデルがスコアアップに効果的とは限らない
いかがでしたでしょうか。
すごく当たり前のことを言ってますが、ドライバーはどうしても飛ばしたくなるのでスペックを下げるのが難しいクラブです。
冷静にクラブ選びをできる成熟した心をお持ちの方もいますが、なかなか難しいです。
そんな皆さんの背中を押すことができれば幸いです。
小太郎
ベスト更新目指してがんばろう!
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